
体臭・汗臭・オリモノ(帯下)臭のワンパン薬膳~ヨクイニン蛋湯~
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*気になる体臭や汗臭・オリモノ(帯下)臭
原因は薬膳では
湿(しつ)と呼ばれるからだのなかの不消化物や老廃物
熱と呼ばれる食べ過ぎやストレスで発生する身体の余分な熱
と考えます。
この、湿熱(しつねつ)は
ジュクジュクのアトピー
痰が多く絡む喘息
鼻汁の粘る鼻炎
オリモノ臭
無月経や希発月経
生活習慣病
の原因にもなります。
体臭も汗臭も帯下臭も、
単に臭いが不快なだけではなく
様々な疾患の前兆ともいえるので、
食事を考えて体質改善しておくと
全身を健康に保つことが出来ます。
以下のレシピ参考ください。
*体臭・汗臭・オリモノ(帯下)のにおいの薬膳
*薏苡仁蛋湯(よくいにんたんたん)
~はとむぎと昆布の卵スープ~
材料 (3~4人分)
ヨクイニン・・・・・・・・・・・30g
昆布・・・・・・・・・・・・・・・・30g
細かく刻んだとうもろこしの髭・・・・1本分
(麦・・・・・・・・・・・・・・・・・30g)
卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・3~4個
水・・・・・・・・・・・・・・・・・・400cc
オリーブオイル・・・・・・・大さじ1
海洋塩・・・・・・・・・・・・・・適量
胡椒・・・・・・・・・・・・・・・・適量
レシピ
1、 鍋に水を入れ、昆布を細かく細切りにして、
洗ったヨクイニン(はとむぎ)、細かく刻んだとうもろこしの髭を
入れ蓋をし、30分程度、弱~中火で煮出す。
2、 オリーブオイルをしいたフライパンに卵を割り入れて、卵をさっと炒め、
①のスープを徐々に混ぜる。
3、 塩、胡椒を加え味を調整したら出来上がり。
*薏苡仁蛋湯の薬膳的効果は
① はとむぎ
漢方の生薬としてヨクイニンとよばれ、利尿作用と脾胃肺を整える作用が
あり、浮腫み、下痢、食欲不振、痰、胸苦しさなどの改善に。
炎症を抑える作用もあり、喉の痛み、ニキビなどや、
肌の水分の調整によるイボ取り、美白など
美容効果に楊貴妃も毎日食べていたと言われている。
生のはとむぎは清熱利湿(熱を冷まして余分な水分排泄)
炒めたはとむぎは健脾止瀉(胃腸を丈夫に下痢を止めます)。
その他、ごはんにいれて炊く・はと麦茶として飲む・炒めてポン菓子として
【基原】イネ科植物のヨクイの種の仁
【性味】甘・淡 / 涼
【帰経】脾・肺・腎
【効能】健脾滲湿・袪風湿
【応用】脾胃水腫証・風湿痺証
②とうもろこしの髭(ひげ)
味は甘で、性は平、帰経は肝腎膀胱心小腸。
とうもろこしの髭は、南蛮毛(なんばんもう)とも呼ばれ、
身体の余分な水分を尿から排泄し、
身体の余分な水分を改善する
利水消湿の作用があるとされる
漢方生薬。
湿度の高くなる梅雨の時期に、
はとむぎ(ヨクイニン)、とうもろこしの髭(南蛮毛)、昆布で、
身体の不要な水分の排泄を促進します。
③昆布
昆布の性は寒で、五味は鹹、帰経は、肝・腎・胃・脾。
昆布は全身に停滞した余分な水分の排泄を促し、
しこりを柔らげ、むくみ、下痢、痰、リンパの腫れの改善などに。
寒性の食材なので、目の充血、イライラを鎮める。
継続して摂取することで浮腫みにくい身体を作ることができる。
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