太陽と月の結婚①

太陽と月の結婚①

太陽と月の結婚…陰と陽の法則①  

月の400倍の体積の太陽と月が同じ大きさに見える地球は、陰陽がバランスする惑星と中医学では考え、その陰陽のルール、原理に順じることが健やかな生命の維持に大切な真理と考えています。

この、陰と陽の基本的なルールは

  1. 陰と陽は互いに反対の性質を持ち対立する。(陰陽対立インヨウタイリツ)
  2. 互いに対立する陰陽は、陰だけ陽だけで機能せず互いに依存する。(陰陽互根互用インヨウゴコンゴヨウ)
  3. 陰陽の関係は変化を本質とする。(陰陽消長インヨウショウチョウ)
  4. 陰極まれば陽に、陽極まれば陰に転化する。(陰陽転化インヨウテンカ)

の4つ。それぞれ具体的に見ましょう。

  1. 陰と陽は互いに反対の性質を持ち対立しています。(陰陽対立)
    自然界の万物は、表と裏、上と下、右と左など互いに対立した側面を持ち、陰陽も同じく対立した側面を持ちながら一つの存在になっています。
    一方で
  2. 陰と陽は互いに対立しながら、陰だけでも陽だけでは機能せず互いに依存しあっています。(互根互用)
    矛盾するようですが、対立する一方で互いに依存して、表が無ければ裏が無く、上が無ければ下が無いように、互いに対立する相手があって初めて自分自身の存在があります。結局、陰陽という考え方は相対的な概念と言えます。

3.陰陽消長、4.陰陽転化は次回お伝えします。

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