妊活の方のための薬膳~不妊症の克服の基本1~

妊活の方のための薬膳~不妊症の克服の基本1~

こんにちは、
イヌイ薬局の乾康彦です。

私たちイヌイ薬局は、店頭で漢方相談や薬膳の講座を
行っています。

今日はその、ご相談のなかから、妊娠を望まれる方々のための、
不妊治療を支える食事といえる妊活薬膳についてです。


・妊活に大切な妊娠力


現代の不妊治療は一昔前は考えられなかったような劇的
な進歩を遂げています。
が、
妊娠力が低下している身体に受精卵だけをコントロール
しても、身体はうまく生命を育むことができません。

身体の内側にも目をむけてあげましょう。
元気な卵子を育むためには、卵子に栄養を届ける
   血液
が鍵を握っています。



1.アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどをたっぷり含む良質な血液
2.その栄養豊富な血液がたっぷりあること
3.良質で豊富な血液がさらさら流れて子宮、卵巣を豊かに
 育むこと

これらが揃って、元気な卵子が育ってゆきます。

元気な卵子を育むために、鍵を握る血液は
脾胃(胃腸)など消化のための臓腑によって消化吸収された
ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養が、骨髄に届けられて
形成されます。


妊娠力アップのカギ血液


薬膳的に、「血」補う食材として
アーモンド、カシューナッツ、黒ゴマ、なつめ、松の実、枝豆、
針菜、プルーン、ライチ、デーツ、レバー、牛肉、まぐろ、かつお
鮭、にんじんんどの食材が血液中の栄養を補います。







また、血液の製造工場ともいえる骨髄を補う(補腎:ほじん)食材
は薬膳的に
黒豆、黒ゴマ、黒米、黒ゴマなどの黒い食材、カシュ-ナッツ、栗
枝豆、カリフラワー、キャベツ、ブロッコリー、プルーン、ぶどう
ブルーベリ、うなぎ、鯛、海老、まながつお、鶏肉、レバー、豚肉
オイスターソース

などです。

血液の材料ともいえる食材

血液の工場を支える

ともいえる、これらの食材を積極的に召し上がってください。

今後も、周期調節法(しゅうきちょうせつほう)に従って薬膳的に考えた
妊活薬膳、子宝ごはん
について、お話していきます。


とりあえずは、上記の食材を意識して召し上がってくださいね。

 

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