
砂糖と養生のお話しです
Share
こんにちは、鳥取で漢方談や薬膳講座を開催している
味つけとしての「甘味」も大切ですが、氷砂糖、白砂糖、 黒砂糖などそれぞれ特徴があります。
甘みの代表的な砂糖と養生法について
溶けるのに時間がかかるため、 果実酒のなどの場合にはじわじわと味がしみこみ、 呼吸器の養生として咳をとめたり、痰を取る効能があるとして風邪を引いたときなどに 利用されています。 氷砂糖と梨に水を加えて煮詰めた「梨シロップ」は、咳止めとして利用されたりします。 白砂糖は「糖霜(とうそう)」ともよばれる純粋な砂糖の結晶です。薬膳的な性質はやはり、温めも冷ましもしな い平性です。 糖分が生活習慣病の重大な原因とされる現代では、健康の目の敵にされて いますが、薬膳では適量であれば胃腸の働きを高め食欲不振、胃痛、下痢などの不調に使われます。 三温糖は白砂糖を精製したあとの糖液を煮詰めたもので、加熱によって茶色になっています。 基本は白砂糖と同じです。 同じ温性の紅茶に生姜と黒砂糖を入れてすすめたりもする。 黒糖は、サトウキビの絞汁を濾過し煮詰めたものです。 コクのある濃厚な味わいです。 生姜をいれた「黒糖湯」は身体が暖まります。 もっとも活用したい砂糖が黒糖でしょう。 身体にあったお料理がおすすめです。 |