
立秋の美肌の薬膳 「秋は乾燥の季節・腸美人は超美人」
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立秋の美肌の薬膳
【秋の薬膳】乾燥対策は“肺”と“腸”から!美肌&便秘予防に「昆布」!
秋は「乾燥」トラブルの季節です
秋は空気が乾燥しやすく、咳・喘息・便秘といった症状が出やすい季節。
特に夏が暑かった年は汗のかきすぎで「肺」が乾き、呼吸器系のトラブルが増える傾向があります。
最近、漢方薬局でも乾いた咳が続くお客様が増えています。
「腸美人は超美人」〜肺と腸の深い関係〜
漢方(中医学)では、「肺」と「腸」は表裏一体の関係にあるとされています。
つまり、腸の状態を整えることで肺の潤いを助け、咳や皮膚トラブルも和らぎやすくなるのです。
また、「肺は皮毛をつかさどる」といわれるように、皮膚の状態=肺の状態とも考えられています。
💡 腸がキレイになら、お肌もキレイに!
「便秘」は美肌の大敵です。
秋におすすめ!肺と腸を潤す“昆布”
薬膳的に、秋には肺や腸を潤す食材がぴったり。
なかでもおすすめは「昆布」。
昆布には2種類の食物繊維が豊富に含まれています:
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水溶性食物繊維:腸内環境を整え、血糖値や脂肪の吸収を穏やかに。
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不溶性食物繊維:腸の動きを助け、便通を促進。
この2つの繊維がそろっているから、腸を総合的にサポートしてくれます。
食物繊維、足りていますか?
厚生労働省の推奨では、1日20gの食物繊維が必要とされていますが、
実際の摂取量は約15g前後。ちょっと足りていません。
たとえば、食物繊維を食材で補おうとすると:
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バナナなら2〜3本
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ほうれん草なら300〜400g
これはなかなか大変ですよね。
そこで活躍するのが昆布!
昆布には食物繊維が**40〜60%**も含まれているため、1日10gの追加摂取を目安に取り入れてみましょう。
✨ 塩昆布・昆布茶・出汁昆布も刻んでお料理に。無理なく続けられます。
中国のことわざにも
「欲得長生、腸中常清」
〜長生きしたければ、腸をいつもキレイに〜
これはまさに、腸を整えることの大切さを伝える言葉です。
最後に
これから秋〜冬にかけて、乾燥がますます強まります。
薬膳で腸を潤し、肺をサポートし、肌を守ることができるのです。
まずは日々の食事から、「昆布」を取り入れて、体の内側から整えていきましょう。
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