薬膳素材辞典・・五行草・すべりひゆ・馬歯莧(ばしけん)
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*薬膳師も喜ぶ宝の雑草
毎年、お店で人気
宝の雑草 五行草入荷しました!
(スベリヒユ)
お浸しやサラダ、お茶としても
そして入浴剤にも
じゅくじゅくした皮膚炎や・膀胱炎を繰り返す方
咳が気になる方に
養生食としておすすめ!
*漢方家が喜ぶお野菜 スベリヒユ
スベリヒユは別名五行草とも馬歯莧(ばしけん)とも言われ、
清熱解毒剤として皮膚病や膀胱炎、咳、下痢などの症状に
よく使われる食材であり薬草。
毎日のお食事に取り入れていただくことで未病を予防
してくれます。
*スベリヒユの3分でできる美味しい召し上がり方
召し上がり方は、よく洗ってさっと3分を目安にゆでて
醤油や辛子醤油、マヨネーズ、バルサミコ酢などであえて
お召し上がりください。
シャキシャキ感と、少し粘り・ぬめりがあってとても美味
調理も五分で一品出来上がりの手軽さです。!!
*五行草・すべりひゆ・馬歯莧(ばしけん)
使い方
中国で「マーツシェン」と呼ばれる「馬歯莧」
は、スベリヒユ科の一年生の小草本で、
生薬として使用されるのは全草です。
日本にも自生していて、古くから薬用だけでなく、
食用としても使われ、平安時代の「和名抄」にもウマ
ヒユの名で掲載されています。
日本では、一般にスベリヒユの名で呼ばれ、スベリヒユ
という名前の由来は、
茄でて食べるときに粘りがあってなめらかな食感がある、
または葉がなめらかだからとも言われています。
*かゆみどめとしての五行草
日本では、民間療法として古くから全
草を虫さされや、解毒に外用薬として使用する
他、煎じて利尿薬としても使ってきました。
*五行の言われ
また馬歯莧は、青い葉、赤みを帯びた茎、黄色い
花、白い根、黒い種を持つことから、中医学の基礎
となる五行説の五色( 青・赤・黄・白•黒)になぞらえ
て、五行草とも呼ばれています。
オリエンタルハーブ ごぎょうそうちゃ
ハーブティとして親しまれている
「五行草茶」
は、馬歯莧の
エキスを粉末にしたものです。
*馬歯莧のおいしい食べ方
中国では、よく水洗いした全草を乾燥させたものを
炒め物などにして料理にも使われています。
ただ、馬歯莧は、体を冷やす性質を持つ寒性の植物なので、
暑い夏に食べられます。また、胃腸の弱い人は、取り
すぎには要注意です。
清熱解毒・涼血止
清熱解毒・涼血止血作用に優れ
*馬歯莧は内用にも外用にも使用される生薬
馬歯莧には、さまざまな薬効がありますが、中でも
知られているのが、
赤痢菌や大腸菌、チフス菌などの細菌性の感染症や
炎症によって生じた熱を冷まして、毒を取り除く
清熱解毒作用です。
赤痢や大腸炎などによる下痢などの症状には
「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」
と併用して処方されます。