
若白髪の予防の薬膳茶と漢方
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*若白髪の予防の薬膳茶と漢方について
いくつから白髪が見えたら若白髪でしょう?
中医学の古典「黄帝内経(こうていだいけい)」には、
男性は48歳、女性は42歳で白髪が増え始めると記されています。
加齢に伴う白髪は自然ですが、最近若い方に白髪が多くみられます。
本来なら若い方は体が充実しているはずなのに何故でしょうか?
*中医的な若白髪の原因
中医学の考えから言うと老いも若きも、白髪の主な原因は
腎の働きが弱い腎陰虚、
後天的な原因の血虚や肝鬱
が原因。
パソコンなどで目を酷使することによる 血虚
睡眠時間が短い、寝るのが遅いことによる 腎虚
ストレスなどによる 肝鬱
これらが 若白髪の原因 のひとつになります。
*若白髪の予防の薬膳茶 二至茶
今回は若白髪の予防に薬膳茶
女貞子(じょていし)と旱蓮草(かんれんそう)
がおすすめ。
女貞子と旱蓮草 各2gにお湯をかけて飲んでいただいて
います。
あっさりとして、とても飲みやすいお茶で、日常の飲み物
としてもお楽しみいただけます。
*旱蓮草は夏至のパワー=自然界の陽のちからが最高
旱蓮草(かんれんそう)は
「夏至」の頃に収穫される生薬。キク科の「タカサブロウ」
ともいわれ
サポニン・タンニン・ビタミンA
が豊富なので、徳川 3 代将軍家光公もこのタカサブロウの
おひたしがたいそう好物だったそうです。
収斂・強壮作用に優れ、火照る傾向にある体質や不正出血
などの緩和に用いられます。
更年期にありがちなツライ不定愁訴の緩和にも役立ちます。
*女貞子は冬至のパワー=自然界の陰のちからが最高
女貞子(じょていし)は
「冬至」前後に盛んに収穫される生薬。 別名「唐ネズミモチ」とも
言われ成熟果実で、
オレアノリン酸・リノレン酸・パルミチン酸・グルコース
などの成分を含み、 薬理作用として、
とくに肝腎を補って、膝・腰を強める働きがあるとされています。
旱蓮草(かんれんそう)は夏至の陽の力を最高に蓄え
女貞子(じょていし)は冬至の陰の力を最高に蓄えた
植物・生薬なので陰陽を最高に補ってくれるとされています。
日本では、どちらも食品に分類されています。
*白髪の漢方 二至丸(にしがん)
この女貞子・組み合わせは、二至丸(にしがん)といって皇后さまの
白髪の改善にも処方されたことがある漢方のお薬です。
女貞子と旱蓮草
漢方薬としての二至丸について詳しくは
を参考ください。
二至丸、女貞子、旱蓮草とも
身体を潤す作用(滋陰じいん)の作用があり
若白髪のほかにも目の霞や多夢、火照り
などに処方されてきました。
真剣に、若白髪の対策を考えられている方には
漢方処方としての二至丸のご服用もススメします。
日本では、女貞子、旱蓮草とも食品なので
二至丹などという健康食品として流通しています
*白髪予防のお茶請け 烏髪糖飴(ウーファンタンチャン)
また、白髪予防ののスウィーツ
烏髪糖飴(ウーファンタンチャン)もお茶うけとしていただくと
効果的です。
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