NHKしあわせは食べて寝てまて　～頭痛の薬膳は大根～

4月毎週火曜日午後10時から始まったＮＨＫドラマ

水凪トリ先生の

「しあわせは食べて寝てまて」

皆さん、ご覧になりましたか？

 

＊水凪トリ先生のドラマテーマは薬膳

薬膳がテーマのドラマです。

食材の性質を利用して、主人公の

体調不良を解消してゆくようです。

主人公も、食事で体調が整う薬膳に

思わず興味をもってしまいます。

体質体調にあわせた食事は、ちょっとした

身体の不調を、築かぬ間に自然に解消してくれます。

放送の中では

主人公の頭痛が大根で治ったり

杏仁豆腐で咳を鎮めたり

 

今回はドラマに登場した「大根」について

 

 

＊薬膳的に見る大根

 

大根を薬膳的にみると

大根の薬効は古くから知られ「大根好きの医者いらず。」

といわれています。

大根の種は生薬の「来腹子（らいふくし）」で

消化促進、痰切に使われます。

葉は入浴剤として冷え、オリモノに使われています。

大根には、お腹を丈夫にして、消化を促進させるので

食べ過ぎ、胃が重い、お肉の食べ過ぎ、お腹の張り

に大根おろし、おろし汁で緩和されます。

こんな大根の性質から

食べ過ぎや胃弱による

頭重＝重たい感じの頭痛にも有効です。

また、気を巡らす作用もあるので

ストレスによる張った感じの頭痛にも効果的といえます。

 

＊ＮＨＫドラマ以外の薬膳的大根の効用

また、大根は痰を切り咳を止める作用があるとされ

今でも「大根飴（あめ）」「大根痰切のど飴」

などが製品としてあります。

また、気の流れを整え興奮状態を抑え、気持ちを

落ち着かせますので、怒りっぽい時、ストレスを

感じたら大根おすすめです。

 

＊古来から大根の効用・歯痛・鼻血・痔

 

余分な熱を冷ま性質を薬膳では涼（りょう）

といいます。

大根は涼の性質をもつので

歯痛に大根おろしを布に包んで含んだり

鼻血におろし汁を布にひたして栓をする

など，多くの利用法があります。

ダイコンの葉を乾したものを干葉（ひば）といいますが

５株分ほどの干葉を水でよく煮て浴槽に入れた干葉湯（ひばゆ）

に浸かると体がよく温まり

痔，神経痛，腰痛，冷え症，婦人病

などに効果があるとされています。

また、大根葉はミネラル豊富な食材でぜひ食事に取り入れて

頂きたいものです。

 

こしてみると

大根は捨てるところがありませんネ。

 

 

*幸せは寝て食べて待つ・・大根まとめ

大根の薬効は古くから知られ「大根好きの医者いらず。」

といわれてきました。

 

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