
NHKしあわせは食べて寝て待て・・咳と杏仁豆腐
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鳥取でアトピー性皮膚炎など皮膚トラブルを薬食同源、漢方のお薬、
スキンケアで根本的な改善のお手伝いをしているイヌイ薬局の
乾 康彦(いぬい やすひこ)です。4月1日から始まったNHKドラマ
水凪トリ先生の『幸せは食べて寝て待て』
*水凪トリ先生のドラマテーマは薬膳
主人公の健康が、食事で体調が整い
薬膳に思わず興味をもってしまうドラマ。
体質体調にあわせた食事は、ちょっとした
身体の不調を、築かぬ間に自然に解消してくれます。
放送の中では、桜井ユキさん扮する主人公の頭痛が大根で治ったり
杏仁豆腐で咳を鎮めたり食材の持つ性質で、体調を整えます
今回は杏仁豆腐(あんにんどうふ)の杏仁について。
薬膳的に見る杏仁(あんにん)は
バラ科植物の杏(あんず)の種の種子で
主人公が食べた、杏(あんず)は、薬膳的に
甘酸っぱくて、肺をはじめ全身に水分を与えるので
乾燥による咳、喉の違和感、便秘、肌の乾燥、貧血
生理不順、血不足、肺を潤して喘息を止め、のどの渇きをとめます。
主人公は、バスの中でエアコンの乾燥した空気で空咳が
出始めた時に杏(あんず:アプリコット)を食べて咳がとまったようです。
ところで
杏仁は、アンズの種子で同じ杏仁という字を書いて
お菓子などの食材として使われる杏仁は
「あんにん」
咳止めのお薬として使われる杏仁は
「きょうにん」
と読んで同じ杏仁でも以下のような違いがあります。
あんにん(杏仁)豆腐に使われる杏仁は甜杏仁(てんあんにん)
咳止めのきょうにん(杏仁)に使われる杏仁は苦杏仁(くあんにん)
と読みますが、植物形態的な違いはさほどありません。
甜杏仁と苦杏仁の違い
項目 |
甜杏仁(食用) | 苦杏仁(薬用) |
---|---|---|
色 | やや白っぽい(明るい乳白色) | やや黄色っぽい(アイボリー寄り) |
形 | 少し丸みあり・先が短め | やや細長く、先が尖ってるものが多い |
香り | ほんのり甘く、やさしい香り | 苦味とちょっと薬っぽい香りがあることも |
味 | 甘くてナッツっぽい | 苦味あり(多く食べると中毒リスク) |
販売元 | 製菓材料・食材店・中華食材コーナー | 漢方薬局・中医学専門店のみ |
ドラマの中で主人公は、乾燥した空気に当たると咳がでやすい
体質なので、杏仁豆腐を買い求めようとしますが、アンズの
ドライフルーツをすすめられます。
咳止めのお薬に使われる、苦杏仁は多量だとアミグダリンによる
中毒症状がでるので、注意が必要です。
乾きやすい身体には、杏のドライフルーツ=アプリコットが手軽で無難ですね。
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